【TOEIC600点】たった2ヶ月で330点から615点に到達した勉強法
TOEIC初学者「TOEIC受けてみたいけど英語苦手だしなぁ…。英語が得意じゃない人でも効率よく点数を上げる方法が知りたいなぁ…」
こういった方向け。
本記事では、TOEIC初受験330点、2ヶ月間の猛勉強を経て615点までスコアを伸ばした私がTOEIC初学者向けに自分がこれまでやってきた勉強法を紹介します。
(2019年5月22日に受けたIPテストの結果です)
特に文法弱者の方(初受験時のリーディングの点数は130点でした。)に参考になると思います。文法が大の苦手だった私でも点数を上げることが出来たので間違えないと思います。それでは、本題に入っていきます。
TOEIC600のレベルってどれくらい?
一般的に、TOEICのスコアは600点からが「履歴書にかけるスコア」と言われています。ですが2018年度の新入社員の平均TOEICスコアは489点、大学生の平均スコア(IPテスト)は443点となっていますから、最低限のラインである600点でも語学力をアピールできる点数です。
就職活動をしていく上でも、粘り強く努力が出来る人なんだという印象を受けたり、TOEICに関心を持っている面接官が多いと聞いたので一石二鳥だと筆者は考えています。
「リスニング」と「リーディング」のどっちを先に勉強するべきか?
一般的には、リスニングを重点的に勉強したほうが良いとされていますが、筆者も同様の考えです。理由は2つあります。
理由①:リスニングパートの方がスコアが上がりやすいから
いざTOEICを勉強し始めて全く成績が上がっている感じがしないと精神的にきついですし、実際リスニングパートは工夫次第で結構すぐにあがります。
なぜ上がりやすいかというと、結論、問題の形式を知っているか知っていないかで問題の処理の仕方が全然違うからです。
一度、公式問題集などTOEICの出題形式が把握出来る参考書を覗いて出題形式を学びましょう。
理由②:リスニングはリーディングスコアアップに直結しているから
あとで参考書を交えて詳しく説明しますが、リスニング教材を用いて音読をすることによって英語の文章を理解するスピードが段違いに早くなります。
スコアが低かった頃は「英語を日本語訳で考える」ということをしてしまっていて、どうすれば英語を英語のまま理解出来るのだろうかと悩んでいたのですが音読をし続けているとその悩みは消えてなくなります。
本質的なスコアアップを狙っていくためにリスニングを重視して勉強していきましょう。
何よりもまずは英単語から
リスニングでもリーディングでもとにかく英単語が分からなければ正答にたどり着けません。語彙力が高ければ高いほど問題で詰まる時間が減るので、実質的な時間短縮に繋がるのは間違えありません。
実際に勉強している参考書を紹介していきます。
出る単特急金のフレーズ
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金フレはTOEIC対策におすすめの参考書としてよく名前があがりますがその理由はなんなのでしょうか。
理由はいくつかあって
・TOEICで実際に出題されたことのある単語のみを収録している
・レベル別に分かれていて勉強しやすい
・フレーズの中で覚えることができる
だと筆者は考えています。
それぞれ利点を説明していきます。
TOEICで実際に出題されたことのある単語のみを収録している
著者であるTEX加藤さんがTOEICの試験後毎回(およそ80回)、試験会場近くのカフェ等を利用して、出題された単語や、正解に繋がる重要語句、印象に残ったフレーズ等をメモし、試験後に得たネットの情報等を加味して、精査した情報を元に出来た本がこの「金のフレーズ」です。
TOEICの性質上過去問が存在していないので実際に出題されている単語を知れるのはこの参考書の強みの一つだと考えています。
金フレの冒頭にも書かれていますが、「この本の単語の中に、TOEICに出ない単語はひとつもない」と豪語しているほど、実際に試験に出まくるので口だけではありません。
レベル別に分かれていて勉強しやすい
1000語の単語が600点レベルから、730点、860点、990点と段階別い分けられており、各単語数は600点レベルが400語、730点レベルが300語、860点レベルが200語、990点レベルが100語と明確に区分けしています。
1000語というと重く感じてしまいますが、点数毎に目安を表記してくれていることでとても勉強しやすいです。
フレーズの中で覚えることが出来る
英単語が羅列的に書かれているわけではなく、このようなフレーズで表記されています。
821番のapplicable toは実際にTOEICの試験のpart5で出たのでびっくりしました。
フレーズの中に金のフレーズで出題された英単語が再び登場するので自動的に復習出来てしまうのもこのフレーズの魅力の1つです。
それでは僕が実践してきた勉強法を紹介していきます。
STEP1:1日100単語の周期で勉強する
まず最初に徹底してほしいのが、何が何でも最低100単語は覚えるということです。
1日100単語は慣れてしまえば当たり前にやりきれる量です。かかっても1時間以内でその日のうちは覚えきることが出来ます。
この時、大事なのが必ず英語の発音を聞くことです。
(このアプリをダウンロードしていただければスマホでいつでも聞く事ができるのでオススメです。)
もし単語の意味をきちんと覚えることが出来ていても、間違った発音で脳にインプットされてしまうとリスニングでその単語と出会った時に、知らない単語として通り過ぎてしまいます。
勉強手順
①単語帳を開いて英単語を見ながら100語の発音を確認しながら頭に入れる
②10単語聞いたら赤フィルターで単語の意味を覚えられているかチェック
③覚えられていない単語を覚え直し再度覚えているかチェック
④10問毎に覚え終わったら100問連続で赤フィルターで覚えているかチェックする
⑤600点レベルの単語を8割程度覚えられるようになるまで1~400の範囲内で毎日100問ずつ勉強する
⑥これを繰り返し860点までの単語を8割程度覚える
大事なことは、とその日のうちに範囲内の英単語を全問正解することにあります。
人は時間が経てば自然と忘れてしまう生き物ですが、1回1回丁寧に復習していけば定着率は格段に上がっていきます。
なんとなく覚えたような気がする単語は、次に復習した時に全くわからない単語に変身しています。
勉強を進めていくと何周しても間違ってしまう英単語に出会うと思います。
この単語達は厄介で、工夫しないとなかなか覚えられません。
そこで私が実践してきたのが間違えやすい英単語リストを作ることです。
この単語達は、ぱっと見て覚えられなかった単語をスマホのメモ機能に記録しているものです。
毎回の英単語学習の前にこのリストの復習を行うことで確実に苦手な英単語を覚えることができます。
今現在も学習中ですが、日に日に間違ってしまう英単語が減ってきていると実感できているのでかなりオススメです。
変速音声で脳みそを麻痺させる
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・リスニングの勉強方法がわからない人
・リスニングの勉強に行き詰まっている人
・テクニックに頼り切りで、聞き取りが苦手な人
におすすめしたいのがこの参考書です。
この参考書は、0.7倍速から2.5倍速まで5段階に変速させたTOEICテストのpart3「会話問題」、part4「説明文問題」の問題音声を使って、英語の長文を聞き取る力を鍛えるリスニング教材です。
2.5倍速、2.0倍速、1.5倍速、1倍速をそれぞれ3回聞いて設問に答えるという回答方式の参考書です。
実際に聞いてもらえばわかるのですが、2.5倍なんて英単語の一部しか聞き取ることが出来ません。2倍も一部の文章しか聞き取れないので到底設問の正誤判断にはたどり着けません。
しかし、1.5倍の音源を聞くと、やや遅く聞こえるんです。
通常より1.5倍早いのに割と聞き取れてしまうんです。
そして1倍速はもはや遅く聞こえます。
この訓練を続けていると1.5倍速で設問が解けるようになるのと同時に、1倍速の音源がゆっくりに聞こえ、文章がしっかり聞き取れるようになります。(先程上げた画像の1倍速の欄にチェックがついていないように、1.5倍速までで完答出来てしまう時もあります。
更に、1.5倍速の文章を理解しようと日々練習していると、英語を日本語で考えている暇が一切ないので英語を英語のまま理解するように自動的になっていきます。
もう一つのこの参考書の魅力は充実した音読方法にあります。
正直、大学受験の時もTOEICの学習の始めたての時も、英語教師がよく言っていた「音読が大事」という言葉は全く心に響いていなかったし、効果なんてそんなにないと思っていました。
しかし、英語教師が言っていたことは全くのそのとおりで自分がリスニングが聞き取れ始めたのはしっかり音読練習し始めてからでした。
細かい発生方法や音と音のつなぎ方を実際に教えてくれることで自分の発音の精度も上がっていきますし、何より聞き取れなかった単語や文が聞き取れるようになりました。
更に、オーバーラッピング、シャドーイング、それぞれ1倍速と1.5倍速で何度も何度も文章を読むことでリスニング力だけではなく語彙力の増加も期待できます。
文法は基礎を固めることだけを考えよう
高校時代から文法の苦手を引きずっていたわたしにとって、TOEIC最難関分野でした。
初受験時は3割程度しか取れず、このくらいの点数の人は総じて中学英文法から曖昧だとわたしの経験上考えています。
そんな私ですが、徹底的に基礎固めをして、復習をした結果6割取れるようになったので、実際に使用した参考書と勉強方法を紹介していきます。
プライドを捨てて中学英文法から
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自分はとにかく英文法が出来ませんでした。
センター英語でも3割程度しか文法問題でとれず途中で挫折して大学受験を終えてしまった過去があります。
初めてTOEICを受験した時もやはり英文法(part5)が壊滅的で、正答率で言えば3割程度という結果でした。
この結果を踏まえて、どう考えても中学英文法が出来ていないという結論に至りました。
文法に自信が無い人はじっくり時間を掛ける必要はないですがさらっと2周程度終えてしまって、どこの分野の理解が不充分なのか把握しましょう。
大学受験の英文法網羅系参考書を徹底的にやり込む
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TOEIC600突破の立役者となったのがこのネクステージという参考書です。
問題数でいうと1300問近くあるので心が折れそうになりますが大学受験レベルの文法問題はTOEICでも山程でます。
いきなりTOEIC系の文法書を使うのではなく網羅系の参考書を完成させましょう。
自分がやっていた勉強法は
①1日1章or2章解いてみる
②正誤判定とともに、他の選択肢が選べない根拠を説明出来るか考える
③根拠説明まで完璧な問題は間違えることがないので◯を問題番号の脇に書いてもう2度と解かない
④正解はしていたが消去法であったり、他の選択肢が間違えている明確な根拠を説明出来ない場合は△を書いて理由が分かるまで調べる
⑤間違えた問題の脇に✕を書く
⑥翌日、△問題と✕問題を全部解き直して①に戻る
要するに、絶対わかる問題はもう解かず、間違える可能性がある問題は翌日にもう一度解き治すということです。
ネクステージを2周目、3週目していくときは△✕問題のみを解いて徹底的に苦手を潰していきましょう。
復習するタイミングは間違えた日の翌日と、自分のタイミングで定期的に復習しましょう。
公式問題集でパターン理解
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公式問題集を解いて、問題形式と復習をしていきましょう。
繰り返し復習することで独特の問題形式になれる必要があります。
おわりに
今現在も毎日TOEICを勉強していますがなかなか分からなくて挫折してしまいかける時もあります。
しかし、英語がとても苦手な自分でもここまで点数を上げることが出来たので、正しい方向で努力すればTOEICのスコアは着実に上がっていくと思います。
頑張っていきましょう。
【大学受験】現役国立大学合格者が教えるスタディサプリだけで合格出来る勉強法
大学受験生「みんな塾に通い始めたし僕も塾に通いたいなぁ…。でも親に塾に通わせてもらえなさそうだしなぁ…どうしよう…。」
こういった方向け。
本記事ではスタディサプリのみ(塾・家庭教師は無し)で国立大学に現役合格した私の効率的なスタディサプリの利用方法をまとめました。
僕は高校の課外講習を受講せずに、スタディサプリを主軸にいくつかの参考書を併用しつつ国立大学に現役合格しました。独学に不安を持っている受験生はそんなに心配しなくても大丈夫です。私の経験をもとに話したいと思います。
スタディサプリのみで合格出来るのか?
結論、映像授業で学んだことをしっかり復習出来るかどうかにかかっていると私は考えています。
スタディサプリの映像授業はクオリティが非常に高く一度見ただけで大体の場合完璧にわかったと思い込んでしまいます。
この動画はスタディサプリの英語講師である関先生の講義の参考動画です。
この動画自体もただの暗記から逸脱して本当に理解を促してくれるような動画ですが、かなり脳に定着しやすいと言っても人間は簡単に忘れてしまう生き物なのです。
いくらきちんと理解しても、アウトプットしなければなかなか脳に定着しません。
多分ほとんどの人がこの曲線を知っていると思いますが、エビングハウスの忘却曲線の効力について本気で信じている人はそこまで多くないと思います。(筆者も受験期後半でこの凄さに気づきました)
この仕組を遵守した上でスタディサプリを利用すれば理解した気にならずに確実に成績をあげることができます。
スタディサプリをオススメする理由
理由は3つで、苦手分野に絞って学習出来るから+費用面の優秀さ+難関大学合格実績のすごさにあります。
理由①:苦手分野に絞って学習出来るから。
大学受験が本格的に始動したとき、高校内で実施されている課外講習に参加してみたことがありました。そこで最も感じたのは効率の悪さです。
自分が完璧に理解している分野をわかっていない人に合わせて学習してもなんの成長も出来ません。出来ない分野をひとつひとつ解決していくことで点数は伸びていきます。
例えば、現在完了は完璧で前置詞が苦手だと感じていれば前置詞の勉強をすれば良いです。この当たり前が自由に出来なくなってしまうのが集団授業の大きなデメリットだと考えています。
しかし、スタディサプリは自分の苦手分野に完全に的を合わせて学習を進めていくことが出来ます。
前置詞が苦手!と感じているのであれば15分程度動画を見ればかなり深いレベルで理解出来ます。見てもらえばわかりますが英語アレルギーの方でも充分理解できます。
理由②:費用面の優秀さ
わたしが実際に利用していたベーシックコースは月々たったの980円でした。周りの友人達は塾の夏期講習や冬期講習も受けていたので100万円は軽く超えていた印象です。
成績がきちんと上がるのにいくら見ても月々980円で済んでしまうのはものすごい優秀なサービスだったなと今でも感じています。(実際母親は嬉しそうでした)
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受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
2週間無料で体験出来るみたいなので試しに自分にあうかどうかやってみる価値は大いにあると思います。
更に、講義中に利用するテキストもPDFでダウンロード出来るので自宅でコピー出来ます。政治経済のテキスト以外はすべてコピーで利用しました。
結論:計画的に復習しつつ苦手分野に焦点をあわせてスタディサプリを活用しよう。
ひたすら講義を聞くだけではなかなか成績が上がらないと思いますが、スタディサプリで学習したことを即、アウトプット系の参考書等を使って学習していけば独学の大きな助けとなるでしょう。
【大学受験】塾に行かずに独学で国立大学に現役合格できた勉強法
国公立大学に合格するために塾は必須だと思っていませんか?
金銭的な問題や、自宅の立地の問題で塾に行けない人たくさんいると思います。
でも、心配ありません。
僕自身、塾に一度も行かずに国立大学に現役合格しました。
ただ、ぼさっとして何も考えずに勉強していたわけではありません。
独学のメリットを最大限に生かして戦略的に大学受験に挑む必要があります。
「戦略的って言われてもよくわからないなぁ…」
という人に特に手助けとなるような内容にしました。
受験を意識し始め、塾に通おうか迷っている高校2年生にとっても参考になります。
そもそも独学のメリットって何?
周りの友人が塾に通っている中で自分1人だけが独学だと何よりも不安が大きいと思います。
僕の周りも塾に通っている人だらけでした。確かに自分だけ違うことに対する不安は抱えていました。
大前提として、塾は実績が欲しいのでより優秀な生徒を確実に優秀な大学に入学させることを念頭に運営しています。
もちろん、よりたくさんの生徒が有名大学に入学してもらった方が塾の実績が増えるので多くの生徒に進学してもらうようにもくろんでいるのですが、あくまで優秀な生徒の育成を重点に置きます。
僕が1番言いたいのは、成績が低い自覚がある人ほど塾に入ることをオススメしないということです。
塾にいると安心感がありますし、親も勉強しに行っているという安心感で満たされます。
全部吸収してやるぞという強い気持ちと高い成績が無い限り塾に行く利点は少ないです。
それでは、本題に戻って独学のメリットについて解説していきます。
①自分に合うペースで勉強出来る
正直、これが1番のメリットだと思っています。
僕は、高校の課外講義も全て受けていないまま受験を終えました。
理由は単純で、効率的ではないからです。
当たり前の話をしますが、課外講義や塾の集団授業を受けている生徒がいるとして、仮に同レベルのクラス分けをしていたとしても苦手や得意には差があります。
解ける問題を解き続けると勉強した感はありますが成績は伸びません。
勉強しているのに成績が伸びないと、受験勉強自体のやる気も削がれ次第に志望校を下げていったり、受験からドロップアウトしてしまう要因になりかねません。
限られた時間の中で「これは余裕だな」と思う問題を他の人達と同じペースで解き続けるのは効率的だとはとても言えません。
受験勉強で最も危険なのは思考停止で周りの人達に合わせてしまうことです。
模試の得点分布を数回分確認し、苦手分野を洗い出し、その分野を徹底的に勉強し、その繰り返しで段階的に成績は上がっていくものです。
塾や高校に縛られずに自分の好きなように好きなペースで勉強出来ることはかなり強みです。
②自分に合った優秀な参考書で勉強出来る。
独学のオトモとも呼べる参考書。
参考書は正直、教科書よりも優秀なものが世に出回っています。
教科書で完璧になってしまうんだったら本屋さんで参考書は売れていないし、何よりも僕自身参考書に助けられてきた受験生活だったので間違えなく使えます。
書店に立ち寄ってみると、様々な種類の参考書があるので気になったものを手にとってみて、吟味して、1番自分に合いそうな参考書を徹底的に使い込んでください。
③映像授業の充実度
独学を進めていくと必ずぶち当たる壁があります。
それは、解答解説を読んでもよくわからない問題や、なかなか覚えられない暗記事項。
独学のデメリットのひとつだと思います。
ただ、基本的にこれは解決出来てしまいます。
「スタディサプリ」です。
独学で国立大学に合格出来たのは、独学の弱点を独学で潰すことに成功したからです。
スタディサプリが塾と違って良いところは、やはり縛られないということです。
自分がつまづいてしまった分野だけを好きなタイミング復習出来るし、ほとんどそのつまずきを解消してくれるわかりやすさにあると思います。
2週間無料なので、合うかどうかとりあえず試してみる価値は充分にあると思います。下記にリンク貼っておきます。
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人よりも多くのバッターボックスに立ってみたほうがいいです。
バットを降らなきゃヒットは打てないのだから、バットを多く振った人の方が成功する確率は高まります。
独学という性質上、勉強方法という打席に多く立ってみることが成功の確率を上げる秘訣だったりします。
【大学受験】夏休みの受験勉強が失敗に終わってしまった高校生へ
「夏休みは受験の天王山である」
「夏を制する者は受験を制す」
この2つの有名な言葉はまさしくその通りであり、その言葉を信じて日々の勉強を頑張ってきた受験生は本当に多いと思います。
確かに夏休みは受験においてとても重要な期間であるのは間違いないですが、夏休みの受験勉強が上手くいかなかったからといってあなたの受験が終わるわけではありません。
夏休みは受験全体を見ると潜伏期間に過ぎないです。
筆者も夏の模試はさんざんな結果に終わり挫折を味わった事を強く覚えています。
そこで今回の記事では、夏休みの受験勉強でイマイチだった人に向けてどうすれば成績が伸びていくのか、また、失敗に見えて実は成功のカギを握っている夏休みの受験勉強の今後の生かし方を話していこうと思います。
勉強方法について見直す
正しい方法で努力すれば成績は伸びると言いますが、あなたが今までしてきた勉強方法は本当に最適だと思いますか?
最適だ。と断言出来る人はいないと思うし、どの勉強が自分の成績を1番伸ばすのかなんて誰にも分かりません。
だからこそ、様々な方法を試してみて模索しながら自分なりの最適解を見つけ出すことが成績UPに直結するのです。
そこで僕がオススメしたいのはスタディサプリです。
スタディサプリは塾も家庭教師もつけずに国立大学現役合格した大きな要因だと断言出来ます。
特に自力では太刀打ち出来ず、なかなか模試で点数が上がらないなと思う教科が頭に思い浮かんだ人はやってみる価値は十分にあると考えています。
苦手だった古文や高得点を取らなければならなかった政治経済の点数を押し上げ9割超えを実現させてくれた起爆剤になったのは間違えなくスタディサプリでした。
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無料なのでやってみてもしも自分に合わないなと感じればすぐにやめてもいいと思います。
自分の受験勉強を加速させてくれたコンテンツなので、この記事を読んでくれている受験生の勉強も上手くいくといいなと思っています。
古文と政治経済について詳しく解説しているので苦手意識や高得点を狙っている人は参考にしてください。
インプットとアウトプットの比率を意識する
センター試験タイプの模試の点数が飛躍的に伸びたのは、インプットとアウトプットを意識し始めてからでした。
スタディサプリなどの映像授業や講義形式の参考書での勉強はインプットタイプの学習であり、NextStageなどの問題集の参考書がアウトプットタイプの学習になります。
勉強時間のうちどちらが多く占めていますか?
多分、大半の人はインプットタイプの学習がほとんどだという人ばかりだと思います。
ただ、危険なのがインプットだけしていると結局知識が身につかないのです。
なんでアウトプットできないんでしょうか?
僕が感じるのは「恐れ」や「不安」の感情だったり、「めんどくさい」や「そのうちやろう」という怠惰から生まれていると思います。
大抵の人がこれに当てはまるのではないでしょうか。
確かにインプットだけなら問題が解けないというトラブルもないです。
僕が1番言いたいことは
勇気を出してアウトプットしてみよう
ということです。
力を入れる分野(科目)を見極める
模試の結果で1番関心があるのは、点数と偏差値だと思います。
もちろん僕も一番気にしていたのはこの二つの要素でした。
ただ、成績UPの鍵となるのは点数は点数でも分野別の得点に注目してください。
英語の大問2の英文法が他と比べて低かったり、ベクトルや等比数列や等差数列が低いなどどの分野が低いのか一目でわかると思います。
複数回の模試を見比べて、毎回低い分野があればそれはあなたの苦手分野です。
この苦手分野に着目して、今後の勉強を進めていけば得意分野よりも伸び幅が大きく結果として科目自体の点数がまるで変わってきます。
さっき言ったアウトプットと同様に、勇気を出して頑張ってみてください。
長期的な視野で科目・分野について時間配分を考える
夏休みが終わり、残された時間をどう使うかはあなた次第です。
どの科目にどれくらいの時間を割く必要があるのかひとそれぞれだと思いますが、どの科目に注力するべきなのか、基本的な考え方を教えていきたいと思います。
現代文や数学、英語など結果がでるのに時間がかかる科目を優先する
暗記科目である地歴・公民や理科系の科目と比べて結果が成績に反映されるのに時間がかかる科目を優先してやっていく必要があります。
暗記科目はぶっちゃけ冬に死にものぐるいで頑張れば案外どうにかなってしまうものです。
逆に現代文などの科目はどんなに追い込んでも反映されるのに時間がかかってしまい試験当日に間に合わない危険性をはらんでいます。
点数が取れていないかつ主要3科目である場合は多くの時間を早いうちに割く必要があります。
2次試験や得点の比重が大きい科目を優先する
何よりも合格点に達することが大事なのでぶっちゃけあまり得点出来ない科目があってもかまいません。
例えば、英語の得点比率が高いのにも関わらず得点出来ていないのは致命傷なので早めに対処しておきましょう。
それと、2次試験で例えば化学と物理のみを使うと言う場合もレベルをガンガンあげておくと、最悪センター試験で大失敗しても巻き返しが狙えます。
友人はセンター試験でE判定だったのにもかかわらず、数学の2次試験で9割越えを果たし見事第一志望に合格していました。
最後に
夏休みの受験勉強で失敗してしまっても戦略的に学習を進めていけば巻き返しを狙えます。
もうだめだ…と思って夏の時点で受験からドロップアウトする人が多くいるなかで、どうすれば良いのか模索しているあなたは受験に成功する人です。
筆者は受験生を心から応援しています。
偏差値を劇的に伸ばし国立大学に現役合格した受験生の夏休みの過ごし方
「夏を制するものは受験を制す」と言われてもその制するノウハウを知らなければどうすることも出来ません。
模試の点数が上がりますようにと願って闇雲に勉強したところで点数が上昇気流に乗っていかないのはまぎれもなく事実です。
受験勉強の大一番とも言える夏。絶対に成功させたいですよね。
勉強時間はどれくらい必要なのか?
どの科目を重点的に攻めていけばいいのか?などなど私が受験期の夏に悩んでいたことを洗いざらい解説し、夏を迎える受験生の悩みを解消していきたいと思います。
勉強時間はどれくらい必要?
私の見解
あくまで基準値ではありますが、1日10時間以上は勉強するのがベストだと思ってます。
ベネッセが紹介していた難関大学合格者の平均はあくまで目安に過ぎません。今E判定の人が合格者平均の人達と同じ勉強量で夏休みを過ごしても、正直受かる可能性は低いと思います。
厳しいことを言っていることは分かってますが、夏休みを危機感無く、なんとなく過ごした受験生で第一志望に受かる学生はほとんどみかけません。
慣れないうちは10時間勉強することは途方も無いことのように感じられるのですが、1週間も続けてしまえば当たり前になります。
こうなってしまえばこっちのもんです。
この最低10時間勉強を維持するためにスタディプラスというアプリを僕は使っていました。
受験成功に導いた優秀なアプリです。
まず何より自分の勉強時間を誤魔化せなくなることがこのアプリの強みであると私は考えています。
案外結構勉強したと思っても合計時間は大したことないことが多いです。
同じ大学を志望する人、友人と勉強時間で競い合える。
成績が良い人がどんな勉強をして、どんな参考書を使っているか把握することができる。
モチベーション向上。
科目別の勉強時間の可視化。
参考書の充実したレビュー
などなど多くの情報を手に入れることが出来ます。
勉強に飽きて中だるみしてしまった時も友人と「10時間勉強出来なかったら夕飯奢り!」と決めてよく競い合ったりしてました。
そのおかげもあってかスタディプラスで張り合ってた友人達5人は全員志望していた国立大学に受かりました。
戦略的に受験を進めていくためにもこのアプリは必須と言えます。
ポイント:とにかく戦略的に勉強量を増やす夏にしよう
どの科目を重点的に勉強するべきなの?
ここは僕が大きく失敗してしまった点なので、このサイトを読んでくれた受験生は同じ過ちを犯してほしくないです。
目先の模試に囚われすぎて、センター試験本番で点数を取ることが本当の目的だということを忘れてしまっていたのです。
声を大にして言いたいことは
「夏休み中に苦手科目を克服出来なければ受験当日まで苦手科目であり続ける」
ということです。
僕の場合ここで指している苦手科目は「数学ⅡB」でした。
地盤がぐらぐらだったと分かりきっていた数学ⅡBの補強もせず、高校の課外学習やそれなりに難しい問題ばかり解いてしまったのが僕の夏でした。
ぐらぐらな地盤は当然ぐらぐらなままで対処もせずにセンター試験当日を迎えてしまいました。
そんな状態で目標点など到底達成することが出来ず、大きく足を引っ張ってしまう結果に終わってしまいました。
重点的に攻めていかないといけない科目については受験科目や苦手科目によって変わりますが、基本的に苦手科目の基礎勉強を完璧に終えることが最重要だと私は考えています。
特に国語、数学、英語の主要3科目のうちのいずれかに明確に苦手を感じているなら、基礎固めに注力してやっていきましょう。
地歴公民や理科基礎科目などの暗記に重点を置いている科目については、秋や冬で詰め切ることが出来るので目先の模試の点数に捉われすぎずにしましょう。
圧倒的に主要3科目の方が重要です。
繰り返しになりますが、国語、数学、英語に関しては地道に長期間努力していかなければ突発的に上がることはまずないです。
ポイント :苦手科目の基礎固め
国語、数学、英語の主要3科目に力を注ぐ
【大見出し】息抜きはどうするべき?遊びに行っていいの?
この息抜きも受験生にとって大きな悩みのタネとなる部分だと思います。
受験生なのに遊びに行ってしまうのはなんとなく親を裏切るような気持ちになるし、勉強しなければと焦る気持ちになりますよね
僕は息抜きを全くしませんでした。
そもそもどこかに出かけようという発想が無いくらいには追い詰められてました。
正直。めちゃめちゃ精神的にしんどかったです。
確かに、勉強時間を確保すれば確保するほど点数が伸びていく可能性は高まりますがそれは少し危険とも言えます。
夏休みで燃え尽きてしまったのが私の大学受験でした。
この画像を見ると分かるように、夏休み以降の勉強時間は停滞気味になっていることが分かります。
息抜きはしたいぞと思っている人に向けて友人の成功例を紹介します。
オススメしたい友人がしていた息抜きは、丸2日めちゃめちゃ遊ぶことです。
夏祭りに行くのも良いし、遠出して休日を満喫するのも良いと思います。
その人はその2日のために毎日12時間勉強し、その2日が終わった後も12時間やり続けて志望大学に合格しました。
【大見出し】僕の受験期のタイムスケジュール
夏休みはとにかく計画的に勉強を進めることをオススメします。
僕が実践に受験期に採用していた方法を紹介していきます。
前日の夜に大体のタイムスケジュールを作成することです。
特に塾に通わずに勉強を自己管理している人はスケジュールを可視化する必要があります。
必ずしも自分が作ったスケジュール通りにいかなくてもいいです。
区切りの良いところでやめた方が時間でやめるよりも学習効率は大幅に上がります。
1日12時間勉強しようと思うなら、具体的に計画を立てなくても達成出来るほど甘くはないです。
ポイント:オリジナルのタイムスケジュールを作成する。
【大見出し】早起きが苦手な人が無理してまで早起きする必要があるのか
夏休みの割と初期くらいに僕は朝5時起きを実践していました。
元々早起きは苦手な方でしたが、勉強時間を確実に確保するために早起きして勉強することは必須事項だと思い込んでいました。
しかし、朝型じゃない僕の朝勉強は眠気との格闘でした、ひたすら笑
スタディプラスにはこれだけやったと記録され、今日もこれだけ勉強したぞという過信は生まれますが、勉強時間の割に定着が薄いように感じられました。
朝が得意だぞって人は是非とも朝早くから勉強をするべきだと思いますが、あまり得意では無い人はお昼や夜により多くの時間を確保した方が定着率は高くなっていくと思います。
【センター世界史】9割越えを実現した最強の参考書と勉強法を紹介
センター世界史の勉強法で悩む受験生「センター世界史模試で全然点数取れないなぁ。どんな問題が出るのかもイマイチわかってないし、参考書もたくさんありすぎてどれを選んだらいいのかわかんないや。やだなぁ」
こういった方向け。
本記事では、現役の夏休み中の河合塾模試で5割未満、センター試験当日は9割超えを果たした私がセンター世界史初学者向けに実際に実践した勉強法を紹介します。
STEP0では、まず大前提として私のセンター世界史成功の核となったコンテンツを紹介していきます。
STEP1ではセンター世界史で実際に出題された問題から出題傾向を分析しているので理解済みの人は飛ばしてもらってかまいません。その後参考書の説明に入っていきます。
【目次】
- STEP:0 世界史で9割取れた最大の理由
- STEP:0.5 そもそもセンター世界史ってどんな問題が出るの?
- STEP1:イメージ理解、全体像を掴む
- STEP2:理解・インプットで点数UPの基盤を固める
- STEP3:アウトプットを行って知識を体系的なものに
- STEP4:過去問や模試でガンガン実践!
- 最後に
STEP:0 世界史で9割取れた最大の理由
僕もそうだったのですが、高校の課外講習や教科書を読んでいても頭に全然入ってこないという人は多いと思います。
単純に暗記することが好きな人は問題ないと思うのですが、センター世界史に対して苦手意識を持っていた私にとって教科書や参考書を漠然と読んでいくことは作業でしかなかったので言ってしまえば苦痛でした。
そんな私でしたが、スタディサプリによる映像授業を利用し始めた頃から単純暗記から開放され、いつの間にか世界史を学ぶことが好きになっていました。
参考書や教科書だけで学習が順調に進んでいきそうだと考えている人は参考書等だけで充分なのかと思いますが苦手意識を持っている人は受講することおすすめします。
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難関である中国史やアジア史、地図問題の正答率が低いなど明確な弱点が頭に思い浮かんだ人は弱点を潰すきっかけになると思います。
STEP:0.5 そもそもセンター世界史ってどんな問題が出るの?
まず最初に知らなければならないことは、敵を知ることです。
センター試験のどの科目にも通づることではありますが、出題には一定のパターンがあります。
なんとなくたくさん勉強しても残念ながら点数は伸びていきません。(夏の僕は勉強量を確保してたくさん勉強をしたということで満足していました)
敵を知れば戦略の立て方が分かります。
前置きはこの辺にして実際に出題されたセンター世界史の問題を見ていきましょう。
センター世界史の出題形式は大きく次の3つのタイプに分類できます。
形式① 正誤判定問題
形式② 組み合わせ問題
形式③ 単純選択問題
この3パターンの中にもパターンがあるので紹介していきます。
形式① 正誤判定問題
出題形式1.1 誤文選択パターン
例題1 ジャワについて述べた文として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① 元が、遠征軍を送った
② オランダが、バタヴィアを拠点とした。
③ ワヤン(ワヤン=クリット、ワヤン=クリ)と呼ばれる影絵芝居が発達した。
④ パガン朝が興った。
(2014年度 世界史B本試験 第一問 問5 正解は④)
この問題は③の選択肢に難度の高い問題が盛り込まれています。しかし、「パガン朝はミャンマー(ビルマ)最初の統一王朝」と想起出来れば、パガン朝の成立地はジャワではないと判断出来ます。
難度の高い選択肢を一つだけ用意することによって正答率を下げる出題者の作戦の一つです。作戦通りこのタイプの問題の正答率は低い傾向にあります。出題者の手の内にあると思ったら悔しいですよね。
このタイプの問題で大事なことは
「確実にわかるものから対処する」
ことです。
当たり前のことかと思ってしまいますがこのことを意識しておくとくだらないケアレスミスを未然に防ぐことに繋がります。
即座に正誤判定が不可能な場合は一旦保留してしまいましょう。
出題形式1.2 正文選択パターン
例題2 ユダヤ教徒やユダヤ系の人々について述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
③ 第一次世界大戦中に、ドイツでは、ユダヤ系住民が強制収容所に送られた。
(2011年度 世界史B 本試験 第3問 正解は④)
ドレフュス事件の内容を理解出来ていれば即答できる問題です。しかし、自信が無い場合でも「消去法」を使って選択肢を絞れる場合が多くあります。問題演習を積んでいくことで消去法を体得していきましょう。
出題形式1.3 条件付正誤選択パターン
例題3 1950年代に起こった出来事について述べた文として正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
① インドとパキスタンが、相次いで核実験を行った。
③ 中華人民共和国が、国連における代表権を獲得した。
(2012年度 世界史B 本試験 第4問 問6 正解は②)
1950年代という条件付きで提示された正誤問題は正答率も大きく下がりやや難しい問題に分類されます。このような問題をしっかり正答出来なければ9割超えは難しいでしょう。
しかし、1950年代の重要事項としてフルシチョフのスターリン批判(1956年)を思い出せれば、スターリン批判の影響を受けて同じ年に起こった②のハンガリー事件が正解とすぐに判断出来ます。
このような年号を絡めた正誤判定問題の出題率は高いので、何年くらいに起こった出来事なのか。どの事件とどの事件がリンクしているか把握する必要があります。普段勉強する上でも内容理解も大事ですが、「いつ頃の出来事か」を常に意識して事項をつかむことがセンター世界史で高得点を奪取するキーポイントであると言えます。
形式② 組み合わせ問題
出題形式2.1 空所補充パターン
例題4 遊牧民社会における指導者の地位について述べた次の文章中の空欄【ア】と【イ】に入れる語の組み合わせとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
モンゴル帝国では、君主が没すると一族・重臣を集めた【ア】で後継者が選出されることになっていたが、結果をめぐって争いが生じることもあった。第4代モンケの没後の継承争いでは、【イ】が勝利して元朝(大元ウルス)を建てた。
③アー三部会 イーフビライ(クビライ)
④アー三部会 イーヌルハチ
(2014年度 世界史B 本試験 第2問 問1 正解は①)
このようなタイプの問題は空所の前後に正解のヒントになる語句が必ずあることを肝に銘じて起きましょう。空所補充問題は高得点を目指すに当たって取りこぼしてはいけない問題です。基本事項さえしっかり押さえることが出来ていれば確実に解答できるものがほとんどです。
出題形式2.2 年代配列パターン
例題5 中国の文化について述べた次の文a~cが、年代の古いものから順に正しく配列されているものを、下の①~⑥のうちから一つ選べ。
a 欧陽脩らの名文家が活躍した。
b 顧炎武が、考証学の基礎を築いた。
c 「永楽大典」が編纂された。
① a→b→c ② a→b→c
③ b→a→c ④ b→c→a
⑤ c→a→b ⑥ c→b→a
(2013年度 世界史B 本試験 第2問 問3 正解は②)
このような年代配列問題は毎年出題されています。僕は年号を覚えるのが好きだったので苦ではなくむしろ確実な得点源だったのですが苦しめられている友人は少なくなかったです。このパターンの問題は大体同一地域で起きた内容的にも関連のある出来事が扱われます。この記事の最初で
「タテとヨコの繋がりが大事だ」
と言いましたがこの問題はまさしくタテの理解が十分に出来れば用意に解ける問題です。主要国(アメリカやフランス中国etc…)などのタテの流れを意識して学習していくことが得点に直結することがわかったと思います。
このほかにも、例えば2016年度には「空爆を戦略とした戦争」のように特定の視点から広域的に重要な出来事・事件を扱う場合もあります。
一見すると対策のしようがないように見えてしまうこの問題も地域ごとにおさえたおおまかな歴史の流れを応用し「この頃のことだろう」と想起出来れば容易に対応出来ます。
出題型式2.3 正誤組み合わせパターン
例題6 南インドの歴史について述べた次の文aとbの正誤の組み合わせとして正しいものを、下の①~④のうちから一つ選べ。
a 14世紀、ヴィジャヤナガル王国が成立した。
b 17世紀、マドラスがイギリス東インド会社の拠点となった。
①aー正 bー正 ②aー正 bー誤
③aー誤 bー正 ③aー誤 bー誤
(2011年度 世界史B 本試験 第4問 問9 正解①)
このパターンの問題は前述した「消去法」が使うことは出来なく、個々の選択肢を十分に検討する必要があり断片的な知識では対応出来ません。基本的な事項と歴史の流れを正確につかんでおくことがこのパターンの問題を攻略できるかの分かれ目となります。最近では5~7題安定して出題されているので要注意の出題形式です。
出題形式3 単純選択問題
例題7 元が発行した貨幣の名称として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①布銭(布貨)
②会子
③交子
④交鈔
(2010年度 世界史B 本試験 第2問 問4 正解は④)
このタイプは問われていることが基本事項なのでストレートに解答することが出来ることがほとんどではありますが消去法を用いることによってケアレスミスを防ぐことが出来ます。実際、この手の問題で消去法を用いずに解答してしまい分かっていたのに誤答してしまうという事案が発生してしまいました。
以上が世界史で実際に出題されたパターン別の問題です。
単に世界史という科目と言ってもこれだけパターンがあり、これだけ幅広い知識を身につけなければならないことが分かったと思います。
付け焼き刃の知識で9割~満点が取れるような教科ではありません。
次のSTEPでは得点率別に使用して欲しい参考書を紹介していきます。
STEP1:イメージ理解、全体像を掴む
世界史はどんなものなのか?具体的な全体像をしっかり掴むことによってその後の勉強の吸収率はまるで違ってきます。
やみくもに点の知識を付けたところで一時的にはその問題が正答出来るかも知れませんが薄い知識となってしまうでしょう。
まず、僕がオススメしているのが
世界史(古代〜近代へ)パワーアップ版 (新マンガゼミナール) [ 司馬亘 ]
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オススメ度 ★★★★★ (※5段階評価)
この2つの世界史のマンガです。
「マンガなんて読む必要なんてあるのか?」
と思ってしまうかも知れませんが、あの有名なビリギャルが日本史を学ぶ際に大きな核となったのは紛れもなく日本史のマンガです。
塾の講師が推奨するくらい歴史を学ぶ上でマンガがもたらす好奇心やイメージは大事な物なのです。
特に世界史に対して苦手意識を持っている人はこの参考書(マンガ)を経由することは必須であると個人的には思っています。
マンガというわかりやすい形でざっくりとではありますが全体像を知っておくことは世界史を学ぶ上では必須です。
他の参考書でまずこの「通史」を行ってもかまわないのですが1日で「通史」をすることはなかなか難しいです。この参考書の他にも
学習漫画 世界の歴史 全20巻+別巻2 全巻セット (集英社版・学習漫画)
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オススメ度 ☆☆★★★
全20巻の漫画も販売されてはいますが2万円を超えていて更に20巻分読まないといけないので、時間とお金に余裕がある状態で世界史を勉強し始める人にはこちらをオススメしています。
先ほどの2つの参考書と比べて網羅性が高くビリギャルが使用したマンガもこちらの網羅性が高い方でした。
具体的な使用法
古代~近代、近現代をまとめて1日で読み切るようにする。
世界史の勉強をしてて息詰まった時や、覚えにくい分野苦手な分野を勉強する際に何度も読み返す。
勉強の箸休めとして使用したり、休憩時間を無駄に過ごさないためにゆっくりしながら読むのも効率が良い。
教科書よりやさしい世界史 [ 旺文社 ]
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オススメ度 ☆★★★★
マンガじゃなくて文字で世界史を通史したいという人には「教科書よりやさしい世界史」をオススメしています。他の参考書と比べて網羅性は低いものの、題の通り教科書よりやさしくわかりやすく説明してくれているので世界史の勉強の足がかりとなり得る良書と言えます。
今後紹介していく参考書を読み進める前の基盤となってくれることは間違いないのでやって後悔したということはないでしょう。
具体的な使用法
受験終盤、センター試験前までボロボロになるまで使い込むという参考書ではないので、あくまで導入用や苦手なひとが手に取るべき参考書です。
具体的には分野ごとに読み進めてその範囲の問題集に取り組むというカタチが良いと思います。
STEP2:理解・インプットで点数UPの基盤を固める
STEP1で世界史の全体像を掴んだ後はいよいよセンター試験で使えるレベルの知識にステップアップしていきます。
STEP2では読解型の参考書をいくつか紹介していきます。全て勉強する訳ではなく、自分に合いそうな参考書を一つ選択してじっくり使い込んで欲しいと思っています。
これならわかる!ナビゲーター世界史B(1)新版 先史〜中世ヨーロッパ史の徹底理解 [ 鈴木敏彦 ]
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これならわかる!ナビゲーター世界史B(2)新版 アジア史古代〜18世紀の徹底理解 [ 鈴木敏彦 ]
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これならわかる!ナビゲーター世界史B(3)新版 近世の始まり〜19世紀の徹底理解 [ 鈴木敏彦 ]
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これならわかる!ナビゲーター世界史B(4)新版 帝国主義〜現代史の徹底理解 [ 鈴木敏彦 ]
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オススメ度 ★★★★★
この参考書を完璧に覚えきることが出来ればセンター世界史レベルなら満点近く取れると言っても過言ではありません。
タイトルの通り解説がわかりやすく教科書などではさらっと流されるところもしっかり解説があり理解が深まります。
最近の傾向にも注力していることが見受けられ、特に近年の東南アジア史を重視する傾向に対応し東南アジア史の解説は他の参考書よりも厚くなっています。
この東南アジア史は勉強していけばわかることなのですが、センター世界史最難関単元です。
自分自身もこの参考書がなければ東南アジア史の攻略はなかったとまで言える良書です。
具体的な使用法
基本的には単元ごとに学習を進め後に紹介する1問1答などアウトプット。
書き込むことが出来るタイプの参考書ではありますが、繰り返し繰り返し使ってもらいたいので別途ルーズリーフなどを用意してそっちに解答を進めてください。
センター世界史では地図問題が毎年出題されるので
最新世界史図説タペストリー 十六訂版 (市販) [ 帝国書院 編集部 ]
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このような資料集を常に手元において逐一確認していくことが地図問題攻略のポイントとなります。
きめる!センター世界史[本/雑誌] / 佐藤幸夫/著
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オススメ度 ★★★★★
表紙からは想像出来ないほど良書だなと受験期に感じた参考書です。
網羅性こそナビゲーター世界史より低いものの面白さと覚えやすさは完璧でした。
世界史に限らずどんな顔をしているか分からないとその人物名を覚えることは難しいです。
この参考書は世界史の主要登場人物をキャラ化することによって視覚的にも脳的にも覚えやすく受験が終わって1年が過ぎた今でも覚えているほどです。
特に中国史のわかりやすさは目を見張る物があり、この参考書がきっかけで苦手分野だった中国史を克服することができました。
中国史に苦手を感じてる人に特にオススメしたい参考書です。
具体的な使用法
インプット系の参考書は基本的に使用法は同じで、分野ごとに読み込み1問1答を解いていくという方法を徹底してください。
青木裕司世界史B講義の実況中継(1) [ 青木裕司 ]
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青木裕司世界史B講義の実況中継(2) [ 青木裕司 ]
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青木裕司 世界史B 講義の実況中継(3)
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【新品】【本】青木裕司世界史B講義の実況中継 4 青木裕司/著
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オススメ度 ☆★★★★
青木の実況中継は講義形式で書かれているのでわかりやすいし読みやすいという利点があります。
ただし、個人的にはナビゲーター世界史の方が良いと考えています。
網羅性に大差はないもののアウトプットを直接的に行えないことが青木の実況中継弱みだと考えています。
具体的な使用法
上記の使用法と同じなので割愛。
STEP3:アウトプットを行って知識を体系的なものに
参考書を読み学校や予備校で講義を受けて知識を貯金していくインプットはとても重要です。
しかし、インプットばかりでアウトプットを行わないと思考力の低下をもたらし、知識の定着もしなくなってしまいます。
そんな重要なアウトプットの役割を果たしてくれる参考書をいくつか紹介していくのでどれが良いか考えてえらんでみてください。
世界史B一問一答2nd edit 完全版 (東進ブックス) [ 斎藤整 ]
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オススメ度★★★★★
世界史の1問1答といえばこれ!というくらい有名な参考書です。
★3~★1までレベル別に分けてありどの問題が基礎で、どの問題が応用なのか一目でわかるようになっています。
1問1答集の弱点である歴史の流れもカバーし一連の流れも把握することが出来ます。
それに、面白い豆知識があったり変なエピソードがあったりと面白さもあります。
ただし、★1と予想問題はあまりにハイレベル過ぎるので東京大学などの難関大学の2次試験を受ける人のみやってください。
具体的な使用法
★3、★2を分野別に解く。
明らかに何度も間違える問題には印を付けておき苦手を把握しておく。
山川一問一答世界史 第2版 [ 今泉博 ]
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オススメ度 ☆☆★★★
山川の教科書に完全対応しているため山川の教科書がしっくりくる人には是非使用して欲しい参考書です。
個人的には、ページをまたいで問題が続いていたりデザイン性があまりよくないなと感じました。
索引が存在しないのもスムーズに勉強出来ない原因となりストレスの多い受験期にはこの程度のことでストレスになってしまったのでおおらかな人にはオススメです。
具体的な使用法
山川の教科書かインプット系の参考書を読む。
その分野の問題を解く。
間違いが多いところに印をつけて苦手を把握する。
STEP4:過去問や模試でガンガン実践!
センター試験過去問研究 世界史B 2018年版 (センター赤本シリーズ)[本/雑誌] / 教学社
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センター試験本番レベル模試世界史B(2018) (東進ブックス) [ 東進ハイスクール ]
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大学入試センター試験実戦問題集世界史B/全国入試模試センター【1000円以上送料無料】
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2018年用 センター試験実戦模試 (11)世界史B
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2018 マーク式総合問題集 世界史B
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ここが最終局面です。これに手を出し始める時期は10月以降かなと個人的には思っています。
ここまでのSTEP0~3を完璧にこなしてきたあなたは8割は簡単に超えてしまっているでしょう。
模試や過去問を解いていくと東南アジア史が苦手だとか現代史が苦手だとか、得点出来ない分野が分かってきます。
そうしたらまたインプットをしてアウトプットをして知識を固めて弱点を一つ一つ潰していけば9割を切ることはなくなっているはずです。
最後に
ここでは紹介していない参考書もたくさんやってきました。間違った勉強もたくさんしてきました。この参考書は、僕の受験の失敗と成功を踏まえた上でやっとでた結論です。
自信を持って書かせていただきました。
きっと点数が上がらなくてイライラすることもあると思います。参考書のせいにして他の物に手を出そうとしてしまうこともあると思います。迷ったときにはこの記事を見直して軌道修正してください。筆者は頑張る受験生を心から応援しています。
【科目選択:センター試験】地歴・公民科目選択に悩む高校生へ
センター試験、国立2次試験、私立一般などなど社会科目を利用することが必須となる試験は数多く存在します。特に文系では必須科目です。
「どの科目を選べばいいんだろう?」
と悩んでいる受験生も少なくないと思います。
今回の記事では、文系私立、文系国公立、理系国公立、それぞれどの科目を選ぶのがベストなのか解説していき、また各科目の特色について解説します。
そのほかにも難関私立である早稲田、慶應、上智、MARCH、関関同立を受験する際に有利な科目はどの科目なのかも解説していきます。
科目選択の基本的な考え方
科目選択をする際に重要なことは大きく分けて3つあります。
1.志望校(および併願校)の受験に必要な科目を選択する。
2.学校で履修することが出来る科目であるか、学習の進めやすさ。
3.自分が興味をもてる科目であるか。
この3項目の中でも大事なのは1と3です。そもそも志望校に適さない科目選択は言語道断です。
得意と好きは伸びる比重も大きく、逆に言えば不得意と苦手という性質は受験当日を迎えても苦手なままであることがほとんどです。
ただし、2と3の項目に関しては速攻で解決可能です。
「倫理は楽だし興味もあるけど、学校で習ってないし、無理だよなぁ」
「世界史は受験必須なんだけど、イマイチ好きになれないんだよなぁ」
という考えに至ってしまい受験本番で高得点を取る可能性を潰してしまっている人は本当にもったいないなと思います。
そんな人にオススメしているのが「スタディサプリ」です。
スタディサプリとの出会いが現役国立大学合格に直結したと言っても過言ではありません。
高校で履修していなかった政治経済を9割後半まで押し上げてくれたのは講師の伊藤賀一先生であり、非常にわかりやすく面白い講義は受験勉強を加速させました。
イマイチ点数に伸び悩んでいる科目があるなぁと頭に思い浮かんだ人は「スタディサプリ」是非利用してみてください。下記にリンク貼っておきます。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
せっかく巡り会えたチャンスを見逃すのは正直勿体ないなぁと筆者は思います。
小さなきっかけから飛躍的に受験が加速することは、向上心を持ち続け最適解を模索し続けている受験生には案外起こることです。
苦労した分受験生には最善を尽くして欲しいです。
センター試験、地歴・公民科目別特徴
※世界史Aや日本史Aは専門外なのでB科目のみの解説になります。
http://examist.jp/centersiken-heikinten/
世界史B
センター世界史は易化、難化した年が無いと言えるくらい安定して高い平均点を保っている科目と言えます。設問自体も教科書レベルであり、極めて難しい問題が出題されたことは過去1度もありません。ただし、毎年半数以上の人が間違えてしまう問題が20%以上出題されていることも特徴です。
この問題をいかに取りこぼさないで解答していくことが高得点へと繋がる重要点です。
60点の壁
世界史はある程度勉強してしまえば50点くらいは早い段階で取れてしまいます。ですが、60点を超えるには教科書の内容を一通り終わらせないと届かない数字です。この60点の壁を越えるとあっという間に70点を超えていきます。
高得点(9割以上を超えるためのテクニック)
9割を安定して超えていくのは難しくはないけれど、簡単ではありません。図や写真を選択させる問題は「グプタ様式の仏像」や「アッシリアの最大領域」など、何度も見ないと覚えられないものが出題されるので重要な図や写真は模試や本番前に短期集中的に頭に叩き込みましょう。
また複数の史実を並び替える問題では年号が役に立つので、可能な限り覚えておくと本番で思わぬ助けになるでしょう。
相当詳しく世界史について論述しているので世界史選択をしようとしている人は下記サイトも参照してください。
日本史B
60点代を切る年もありますが、難易度によって大きく平均点が左右されるということは最近では見受けられません。センター日本史は古代~近現代まで全体的に万遍なく出題されます。
各時代が浅く広く出題されているので私立や国公立2次ほどレベルはたかくありません。ですが複合的な知識をもとめられる問題も多く存在するので体系的な知識を備える必要があります。
地理B
9割得点するのが難しいと言われている科目の代表格です。世界史Bや日本史Bと根本的に違うと言えるのは時事問題が絡んでくるということです。世界史や日本史と違って教科書を完璧にしたから満点が取れるということは無く、時事対策もしなければならないという負担を抱えなければならないのです。
政治経済
平均点は近年60点くらいをキープしていますが、教科書が世界史や日本史と比べてとても薄い分、細かい知識まで要求される科目です。また地理と同様に時事問題が非常に大事な科目なので日頃からニュースを意識する必要があります。
模試の点数が35点だった高3の春から9割を超えるまでに使用した参考書や具体的な勉強法を記載しているので、政治経済を科目選択しようとしている人は是非参考にしてみてください!
倫理
倫理は50点台が平均点である年が多くなかなか平均点が高い年が少ないように見受けられます。倫理は西洋の思想・日本の思想・哲学など、ある考え方について学ぶものです。ですから、哲学とか思想とか好きな人はスイスイ頭に入るでしょうが、そうでない人はややとっつきにくいかもしれません。政治経済と同様に教科書は薄いので必要な勉強量自体は少ないです。
倫理・政経
倫理と政治経済の複合科目である倫理・政経は旧帝大学や上位国公立を志望する人は選択する必要がある科目でもあります。逆に言えば上記の条件に該当する大学以外を志望する受験生はわざわざ選ぶのは負担が増す科目であるとも言えます。他の公民科目と比較して平均点が高いのは倫理・政経を受験する人達のレベルが相対的に見て高いからに他なりません。政治経済や倫理を受験してしまうと受験出来ない大学が非常に多いです。
例えば北海道大学文学部前期を例に取ってみると
〈公民〉の欄を確認してもらえば分かるのですが、倫理・政経のみしか選択出来ないようになっています。
もし、北海道大学文学部を志望するならば、地歴+地歴or地歴+倫理・政経でしか受験することが出来ないのでそれぞれ自分の志望校がどの科目を指定しているのかを把握する必要があります。
文系国公立を志望する受験生にオススメの組み合わせ
日本史+世界史(or地理)という科目選択は東京大学のように2次試験で地歴から2科目選択しなければならない大学以外あまりオススメ出来ません。世界史と日本史に特別強いというのであれば得点源になるのでオススメできますが、そうではない人はやめておきましょう。
地方国公立を志望する人には個人的には世界史+政治経済をオススメしています。
世界史と政治経済は非常に相性の良い教科であると言えます。なぜなら、政治経済で学ばなければならない分野が世界史で学ばなければならない難しい(得点率が低い)分野と被っているからです。それに世界史は地理や日本史と比較して高得点を安定して取りやすい科目でもあるからです。
旧帝国大学や難関国立大学を志望する人には、世界史+倫理・政経をオススメしています。倫理で学ぶローマの偉人達の話は世界史で覚えなければいけない分野と被っており、上記したように政治経済とも相性がいいのでオススメです。
文系私立を志望する人にオススメ
基本的には世界史か日本史を選択するのが無難です。そのほかの科目を選んでしまうと受験出来ない学部や大学が多く存在しているからです。
有名私立大学で公民は利用できるのか調べてみたので参照してください。
早稲田大学
法学部と教育学部(文科系A方式)は公民の選択が可能。また、教育学部(文科系A方式)では地理Bも選択可能。
その他の学部(文系)では世界史Bと日本史Bのみ利用可能。
慶應義塾大学
商学部A方式/B方式のみ地理Bも使用可能。その他の学部(文系)では世界史Bと日本史Bのみ利用可能。
上智大学
一般型の受験方式では世界史Bと日本史Bが利用可能。TEAP型の受験では倫理・政経が利用できるみたいなので要チェック。